2024年06月20日
試験室のお仕事【試験練り】
コンクリートの試験練り
試験練りとは、使用するコンクリートが指定建築材料の規定に適合しているかどうかを判断するために
行うものです。
試験練りの目的
試験練りの目的は、これから使用するコンクリートが、要求性能を満たしているかを確認するために
行うとされています。
具体的には、スランプ・空気量・強度などの性能が仕様通りとなっているか。
更には、コンクリートの状態など、JISに規定された品質以外の項目を確認するためにも行われます。
試験練りの方法
1.室内用の小型ミキサで少量のコンクリートを練る方法
2.バッチングプラントで、実出荷と同様の方法でコンクリートを練る方法
㈱三共は1の方法で試験練りを行っております。
配合の確認であるので、基準となる状態の材料を使い、配合通りの使用量で、コンクリートを練ります。
近年では製造にあたってコンピューター管理をするプラントが増え、省略するケースもある様ですが、
プラントの管理体制を把握し、一発勝負のコンクリート打設に備える必要からも省略せずに打設時に生かしたいと考えます。